告解
アルトリア
どうやら空振りだったみたいね。
フェデリコ
室内のどこにも、人の痕跡が見受けられませんね。ロッキングチェアも、コーヒーポットも、射的の的も、聖下がよく使う器具はすべて埃をかぶっています……
端末にも、通信記録や異常なメッセージはありませんでした。現状これ以上の証拠はないようですね。
状況を見るに、教皇イヴァンジェリスタⅪ世は半月ほど前から失踪していると推測できます。
アルトリア
……覚悟はしていたけれど……教皇聖下とお会いしたのは数えるほどだったとはいえ、実際に何かが起きたと知ると……
フェデリコ
説明してください。
あなたは教皇聖下の行方について何か知っているようですね。
アルトリア
またお会いしましたね、「キャンディをくれるラテラーノのお爺さん」。
ですが、教皇庁の合同審理は終わっていますし、聖下も私に対する判決書類に署名なさっているはずです。囚人が個人的に聖下にお会いする機会など、あってはならないのでは?
イヴァンジェリスタⅪ世
君の考えはまとまったかね?
アルトリア
……
ずいぶん直接的ですね。てっきり、「食後の散歩をしていたら偶然通りかかったんだ」なんて冗談でも仰るかと思っていました。
私にいわゆる「聖徒」になる意志があるかどうかについては、ロドスにいた時にきちんとお話しさせていただきましたよね。
イヴァンジェリスタⅪ世
ああ、そうとも。
あの船はなかなか気に入っていたのだが、共に過ごせた時間が短すぎた点は残念だったな。あの日の夕焼けと、君が奏でていた「ラテラーノ」らしからぬ調べはいまだに覚えているよ……
それと、君が知りたがっていたことについてもね。
アルトリア
はい。
イヴァンジェリスタⅪ世
当時私が言ったことを覚えているかね? 「我々の知るあらゆる輝きは、いつか必ず消えてしまう日が訪れる」というものだ。
アルトリア
ふふっ、よく覚えております。とても興味深い表現でしたもの。
イヴァンジェリスタⅪ世
私は、その日が目前に迫っていると感じるんだ……無論、ただの予感だがね。
アルトリア
……
教皇は頭上の光輪を指差した。
イヴァンジェリスタⅪ世
この頃は、これがたびたび警告を発してくる。だがそれでいて、私の問いかけには答えようとしない。
アルトリア
それは、どういう……?
イヴァンジェリスタⅪ世
言い換えれば、我らが輝かしき法が、突如として読み解けなくなったということさ。
アルトリア
私はただの楽師ですよ、聖下。
イヴァンジェリスタⅪ世
無論、法の解釈は教皇の仕事だが……
その仕事で行き詰まっているものだから、どうにかしたいと思ってね。
アルトリア
でしたら私は、何をすればよろしいのでしょう?
イヴァンジェリスタⅪ世
警戒を怠らないでくれ……実際に起こることまではわからないせいで、こうして警告することしかできなくてね。
仮に、この聖都の灯りがすべて消えてしまったら、その時は君の目指す「理解」と「感情」を、そして包み隠さず行われる純粋で真摯な「交流」を信じなさい。
そうした時が来れば、君のような異端者は良薬にも、毒薬にもなり得るだろう……だがいずれにせよ、何かを動かすきっかけになるはずだ。
アルトリア
どうやら、断る理由はなさそうですね。
ですが、ラテラーノの異端者は私だけではありませんよ。
イヴァンジェリスタⅪ世
無論、これから他の聖徒にも連絡を取るつもりだよ。
……まだ間に合えばよいのだが。
フェデリコ
周囲で起きたことにいち早く疑問を抱いたのはそれが理由ですか。
アルトリア
それだけじゃないわよ。
人の心の声というのは、その旋律に変化がなくとも、補完された部分や省略された部分が自然に溶け込んでいると、逆に私はその存在を感じずにはいられないの。シスター・ヒルデガルトがいい例ね。
ところで、それより気にかかるのは、聖下があなたに接触する前にこの事態が発生してしまったことよ。
フェデリコ
この状況は非常に複雑です。我々が巫王のパヴィヨンの中で経験したものと同程度の理解しがたい災厄に、ラテラーノ中が見舞われているのですから。
応援が必要ですね。
アルトリア
チェロを持って来ていてよかったわ。
フェデリコ
……
ヴァンニーニ
師匠?
返事はない。
ヴァンニーニは銃工房の中をぐるりと回ったが、師匠の姿は見当たらなかった。作業台の上には、目薬が蓋すら閉めずに放置されている。
ヴァンニーニ
……
サンクタの隣人
ヴァニー、やっと戻ってきたわね!
ヴァンニーニ
え、えっ?
サンクタの隣人
実はさっき銃騎士の人が来て、パガニーニさんを連れていっちゃったのよ。
その人は、あなたが帰ってきたら、すぐに教皇庁へ調査協力に来るよう伝えてほしいって言ってたわ。
ヴァニー、一体何があったの?
ヴァンニーニ
……
サンクタの隣人
とにかく、急いで教皇庁へ向かったほうがいいと思うわ。あの銃騎士、かなり態度が悪かったし。
ヴァンニーニ
師匠……
「きっと、私とエル姉のやったことのせいだろう。何が何でも、先生をこれ以上巻き込むわけにはいかない。」彼女はそう思った。
ヴァンニーニ
あれ、これって……?
作業台の隅には、薬莢がいくつか散らばっている。まるで、大雑把な製銃士がうっかり落としてしまったかのように。
ヴァンニーニはいつも通り、手袋をはめて薬莢を拾い始めた。しかしふと、その薬莢に、旧友と再会したかのような既視感を覚えた。
薬莢の表面はつるつるしており、模様一つなくなるほどに誰かが何度も撫でつけたようだった――こんなありふれた薬莢を繰り返し撫でて大切にするなど、一体誰だろうか?
ヴァンニーニは手袋を外した。薬莢には、かすかな温もりが残っているように感じられた。
ヴァンニーニ
パガ……
パガニーニ
*ラテラーノスラング*――主よ! 驚いて眼鏡が吹っ飛んだじゃないか!
ヴァニー、お前喋れるようになったのか! ようやくだな! もう四歳になるってのに、この歳まで話せもしなけりゃ光輪もないサンクタなんて聞いたことないと思ってたよ。
ヴァンニーニ
……
パガニーニ
ああいや、夢でも見てたのかね。やっぱりまだ無理か。
しかし、お前を偶然拾ってなけりゃ、俺は今頃とっくにこんな場所から出ていってたんだがな。パトリツィオの奴と同じ街で暮らしてるなんて、考えただけで気分が悪いよ……
だが結局、病院だの教会だのを何軒回っても、それが生まれつきの病気なのか、あるいはお前らの「主」に嫌われてるせいなのかはわかりゃしなかったな……
あれから三年も経ってるが、お互い光輪もないし、お前が何を言いたいのかはさっぱりだ。お前みたいな「無口な」子どもといたおかげで、俺まで口数が減ってきてるくらいさ。
ヴァンニーニ
…………
パガニーニ
まあでも、夜中に逃げ出したりしない以上は、お前がまだここにいたいと思ってるんだと捉えとくよ。
こっちは無理に話しかける気もないしな。反応がもらえないと、どうにも切り株とでも話してる気分になるよ。そのうち俺と話したくなったら、どうにかしてそう伝えてくれるか。
パガニーニ
なんだよヴァニー、放せったら!
急にスイッチでも入ったみたいに、泣き笑いしながら抱き着いてきやがって……
これまでは話しかけても無反応だっただろ? 今になってこれまでの返事をまとめて返しでもするつもりか?
それに、頭の上に急に出てきたその蛍光灯はどういうこった? 今まで医者や修道士が三年かけて治療したって何の効果もなかったのに……
あのレミュエルって子と一緒に銃を選んだだけで、急に治っちまったのか?
ヴァンニーニ
パガ……うっ……
パガニーニ
やれやれ、喋るのはさすがにまだ無理か。しかし、サンクタは喋れるようになったら光輪が出てくるんだろ? あんまり寂しくなって言葉より先に出てきちまったのか?
ヴァンニーニ
(師匠の手を握って全力でうなずく)
パガニーニ
俺はサンクタじゃないからな……お前があの子と、守護銃を通じてどんなふうに心を通わせたのかも、それがお前にとってどれだけ大事なことなのかもわからんが……
とにかく、お前に心があるって確信できただけでもよかったよ。
ヴァンニーニ
(師匠の顔の羽毛を掴む)
パガニーニ
わかったわかった、悪かったって! いてて!
ほれ、お前が俺の相手をしてくれるなら、もうちょっと平和な交流の仕方があるぞ。
テーブルに着きな! この薬莢が見えるか? そんじゃ、教えてやろう――
ヴァンニーニ
わ、私……
どうして……喋れるの? こんなこと、できないはず……
幼いヴァンニーニにとっては、「理解」と「表現」は錆び付いた窓と扉のようなもので、彼女は他者と繋がるためのすべてから隔絶されるばかりだった。
あの口うるさい皮肉屋のリーベリと暮らし始めて三年が経っても、彼がいつ喜び、いつ怒るのかもわからなければ、自分が何に悩み、何に興味を持っているかを彼に伝えることもできなかった。
彼女にとって、自分の人生に炎のような赤髪と情熱を持つサンクタが現れ、言葉を交わさずとも、自分の閉ざされた心に風穴を開けてしまうなど、想像もしなかったことだった。
それ以来、師匠は小さな薬莢を用いて、一つ一つ独自の言語を組み立てていった。彼女が簡単な言葉を覚えた後も、二人は薬莢を使って会話を続けていた。
だが今の自分はいつからか、複雑な言葉も難なく話せるようになっており、師匠がテーブルに置いた薬莢を気にも留めずにゴミ箱へ捨てさえしていた。
彼女には、師が十数年間二人で使い続けた薬莢を戸惑いの表情で撫でながら、記憶の奥底にある特別な言語がなぜ通じなくなったのかを理解できずにいる姿を想像することさえ恐ろしかった。
そして彼女は、視界を滲ませる涙の向こう、薬莢が告げているメッセージを久方ぶりに読み取った――それは他でもない、警告だったのだ。
ヴァンニーニ
そんな……師匠――!
サンクタの隣人
そういえば、一つ気になることを思い出したの。
パガニーニさんを連れていったあの銃騎士なんだけど、教皇庁のほうじゃなくて……
育児聖堂のほうに向かったみたいなのよね。
ヴァンニーニ
――!
アモス
レミュアン枢機卿、遅くなって申し訳ありません。銃工房の接収書類を整理していたのですが、あまりに数が膨大で――
なぜあなたがここに?
パトリツィオ
アモス補佐官、座りたまえ。
アモス
……
パトリツィオ
そう緊張するでない。ワシは教皇庁からの最新の指令を伝えにきただけじゃ。
アモス
一体どのような内容ですか? あなたが自らお越しになるほどのものとは――
パトリツィオ
教皇庁は一時的に、レミュアン枢機卿の全業務停止を決めた。彼女の職務審査が終わるまで、おぬしが代理として、第七庁枢機卿を務めることになる。
アモス
な、なんですって?
パトリツィオ
聞き間違いではないぞ。
今しがた、第七庁の庁舎が正体不明の勢力による襲撃を受けてな。以前、万国サミット妨害を企んだ容疑者レミュエルが、混乱に乗じて逃げ出しおった。
しかし、レミュアン枢機卿は容疑者を追い詰めておったにもかかわらず、独断で彼女を逃がしたんじゃ。
さらに調査を進めたところ、これまでのステファン区爆破事件及び育児聖堂襲撃事件においても、彼女は同様の行動を取っていたようじゃ。
レミュアン枢機卿は第七庁の行動規範に背き、法の禁忌を犯したということじゃな……
アモス
しかし、なぜ私が代理に?
パトリツィオ
おぬしが提供してくれた重要な手がかりがなければ、容疑者を捕らえることはできんかっただろう。ともすれば、降誕の儀式まで台無しになっておったやもしれん。
アモス、おぬしは第七庁に来てもう十年以上になるじゃろう?
アモス
あと二ヶ月で、ちょうど十四年になりますね。
パトリツィオ
つまり、今やおぬしは第七庁で一番古株の職員であり、あらゆる業務を熟知しておるということじゃ。おぬし以上の適任者など他におらんだろう?
これまでおぬしがこうした重責を担えずにおったのは、能力不足などではなく、単にきっかけがなかっただけやもしれんぞ。
もう少し自信を持たんか、若いの!
アモス
「若いの」ですか……
てっきりあなたには、あまり好かれていないものと思っていました……
私は今でも覚えています。アウレラと一緒に初めてあなたをお訪ねした時、あなたは顔を見せてもくださらず、学校帰りのフィアメッタさんが応対してくれたことを。
パトリツィオ
確かに、おぬしのことは好いておるとは言えんな。
アウレラは昔、ワシがいっとう期待していた生徒じゃった。重装での戦闘と銃器の扱いにかけては天賦の才を持っておったからのう。しかし、強硬的な性格と、あの過激なやり方がなんともな……
一方で、おぬしは逆に軟弱すぎる……とはいえ、結婚はおぬしら自身の選択じゃからな。
もう一度念を押しておくが、あの日ワシが家におらんかったのは、甲冑が壊れて急ぎ修理に出さねばならんかったせいじゃぞ!
アモス
……
パトリツィオ
それに、私情の話をするならば、文句があるのはむしろおぬしのほうじゃろう? 何せ、あの時アウレラをラテラーノから追放したのはワシじゃからな。
アモス
あの件は……ただただ自分を恨めしく思うだけですよ。
あなたのおっしゃる通り、私は軟弱で、役立たずの人間なんです。
アウレラの傍にいながら、私は彼女の荒んだ心を鎮めてやれなかった。結局彼女はあの修道院で、収監されていたサルカズを傷つけ、最後には同胞に銃を向けてしまいました。
そして彼女が取り返しのつかない過ちを犯した後、私は……
最後の別れを告げることすらできなかったんです……
そ、そんな私に成せることなど、何一つ……
パトリツィオ
ならば、おぬしに今できることを考えてみるがよい。
アモス
今、できること……ですか?
パトリツィオ
万国サミットはまだ終わっておらん。ゆえに第七庁には、まだまだ処理すべき仕事が山とある。おぬしに枢機卿を任せることは、教皇庁の決定なんじゃ。
これでよし。
アモス
今のは……?
パトリツィオ
引き継ぎ審査の完了を示す合図じゃ。これでおぬしは、枢機卿の全権限を行使できるようになった。
アモス
ま、待ってください、私はまだ……
パトリツィオ
アモス枢機卿よ。災厄が迫る今、ラテラーノは効率的に動かねばならぬ。
ゆえに、歓迎の茶菓子は用意しておらんぞ。
アモス
……
銃騎士が立ち去ったあと、アモスは適当に椅子を引いてそれに座った。自分の端末を開けば、パトリツィオが言っていた通り、権限が更新されていた。
あまりにも急なことで、彼には状況を飲み込む時間が少し必要だったが……その時ふと、彼の脳裏をよぎるものがあった。
書類のフォルダにアクセスし、下へスクロールし続けていけば、その最下部に目的のものは存在した。
ファイルを開き、彼は署名の確認欄に指を当てた。
アモス
アウレラ、ようやく……
第七庁の新任枢機卿アモスは、端末のパネルに映った自分の笑顔を見た。
「少し滑稽だ。」彼はそう思った。
サンクタA
うっ――こ、ここは……
サンクタB
ラテラーノだよ。私たち、ついに帰ってきたんだ。
サンクタA
でも、何か変よ……あ、あの変な色の影とか……見て、あの形!
サンクタB
あそこに投影されてるのは……育児聖堂?
サンクタA
そんな……ラテラーノは本当に変わってしまったの? それとも、おかしくなったのは私たちのほう?
サンクタB
気をつけて、後ろ!
祝福を受けた生き物
(祈りの声)
サンクタA
この生き物、光輪を授かってる! うわ、こっちにもいるよ!
サンクタB
しかもどんどん増えてるみたい! こっち来ないでよ! 光輪ならもう持ってるし、二つ目なんていらないって……!
サンクタA
ナイスショット! この連中、弾丸は避けられないみたいね――これなら怖がることないわ。
サンクタB
……
サンクタA
ぼーっとしちゃって、どうしたの? 早くここから脱出しないと……
サンクタB
わ、私……
……
サンクタA
嘘、堕天したの……?
アルトリア
私たちの覚醒が影響してるのか、目覚める人が増えてきてるわね。だけど、光輪のついた生き物もますます増えているみたい……
フェデリコ
あの生き物たちは、目覚めた人を奇妙な色が投影された中に引きずり込み、そのまま消えていきました。
人々は反撃すらできなかったようです。あの生き物を撃ったサンクタは……堕天したのでしょうか?
アルトリア
どうやらさっきのジョークが現実になったみたいね。あの生き物たちも……私たちの同胞、サンクタということかしら?
けれど、その心の声は、とても異質で、混沌としているわ……あんな中から何を聞き取り、何を分かち合えと言うのかしらね。
ああ……奴らのほうも、私たちの心に触れられないことに苛立っているようだわ。何かを分かち合いたくても、力任せの不器用な方法しか使えないんでしょうね。
まるで、まだ光輪を持たず、何かを伝えたくても、泣きわめいて両親の袖を引っ張ることしかできない赤ん坊みたい……そう思えば、確かに私たちの同胞ね。あまりに未熟すぎるけれど。
フェデリコ
未熟な一方で、あまりに強力すぎますね。
法は本来、赤子が言葉を発した瞬間に光輪を授けます。言葉は理性の啓発を意味するものですから。
そして、その理性を有してこそ、サンクタは同胞や法に対する責任能力を得るのです。
となれば法はなぜ、理性を持たぬ生き物を「サンクタ」と判定し、同胞の運命に力づくで干渉させるのでしょうか?
異常は増加の一途を辿っています。今のところ、協力を仰げる相手はドクターのみでしょう。ドクターがラテラーノへ来ているからには、現状をある程度把握しているはずです。
アルトリア、ドクターがあなたのチェロの音色を覚えていることは確かですか?
アルトリア
ロドスでの数少ない演奏の場には、ほとんど毎回来てくれていたわよ。
残念ながら、私の演奏の対象にはできなかったけれど、嬉しいことに毎回とても熱心に聞いていてくれたみたいね。
フェデリコ
……
有効な情報は最初の一言だけでしたね。
アルトリア
ふふっ、そうかしら。
それじゃ、私のチェロでドクターを導いてみるわね。
その時、突然鳴り響いた通信音が二人の会話を遮った。
アルトリア
こんな時に通信なんて……
フェデリコはその通信を取った。
???
もしもし……聞……えるか?
私は……アウレラ……以前の、公民番号……LC0073458。
はぐれ者のサンクタと、戦争難民の一団が……現在地、ラテラーノ北部……三キロ地点……
ラテラーノへの入国許可を願う。